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【9】Re:会食恐怖のこと  kagewariこの掲示板の管理人です  - 2010/03/17 16:57 -

概ねプロフィールに書いたとおりです。
(それ以上でもそれ以下でも無い範囲で全て書いてありますよ)

要約すれば元々私には偶然強い第三者性と単独者志向があり(両者は分析者の特性)、心理学を知る前から「違和感」は感じていました。
(心理学を知る前から”共同幻想”は体験的に見えてましたから)
言うならば上記の素養が強迫心理における”無意識的視野外”というか(自分で違和感は感じていましたから視野狭窄とはいえない)、強迫意識が構造化できなかったワケです(偶然その耐性が強かったといってもいいでしょう)。
アレルギー反応じゃ無いですが、自我の容量というか自意識共犯的「尻拭い」の動きも『リアルに視野に入ってました』。

人格の特性に相反する要素が強引に共存していて(仮に強迫構造が構造化すれば”臨床系”あたりに言わせれば統合ナントカになる確率が高かったのでしょう)、自意識は典型的な”アンチ強迫”・無意識は”高ロジカル強迫”のような状態で(強迫が高ロジカルなのは発現年次が遅い証明)、厳密に言えば強迫心理は形成されず、『強烈な葛藤が(正面対決の形で)永遠に継続する』ような状態だったワケです。
強迫心理は(視野狭窄が機能せず)、自分自身の自我に「その存在がバレていた」わけで(自我構造上自意識に勝ち目は無いのですが)、結果論的には『敗退し続ける自意識』という形ですね。

ですから当時は勝ち身に入るため、非常に強い理論武装欲求があり、その強い欲求が『本』『映画』『音楽』等々(銃器への関心は強迫発現以前からのものなので反動形成ではありませんが結果論的に後に強い欲求に嵩じた背景ではあるでしょう:但し強迫意識との連想キーやフラグは無いので専ら関心事項としては競技っぽく没頭していたのが実情です)、学問で言えば哲学・生物学・文化人類系の話のほとんどをこの時代に吸収しています。
(中学から大学まで)

しかしどうにも(何の本を読んでも)勝ち身に入れないワケです、
(ここは心理学的にどうしたって勝てない:無意識は自意識にとって正体不明のため)
※当時から心理学の存在は知ってましたが「うかつにも」軽んじていたんです。卑下していたと言ってもいいでしょう。
 ↓
その理由は強迫意識の影響による『誇大視からくる劇場化(過剰武装)』があったのは間違いありません。
所謂哲学なり「過剰なぐらい情緒的というか(反動としてのニヒリズム含めて)」、簡単に言えば”大風呂敷”ですね(神は死んだ的な)、そういう代物じゃないと闘争の役に立たないと勘違いしていたんですよ。
 ↑
その体感上の『強迫意識のスケール計測ミス』が致命傷だった。
(それが「相手が見えないので自意識には太刀打ちできない」所以です)
私の場合(偶然自我の特性で)「存在を認識できても実態がわからない」状況だったワケです。

しかし、その代わりに(見えない期間の代償として)三角測量じゃありませんが様々な理論武装の結果『外堀は埋まった』状態まで追い込んでいました。
(推理小説にたとえれば「最後の主犯と犯行動機だけがわからない」状態)
自分の自我に起きていた「妙な現象」における周辺的(間接証拠的)プルーフ(証明)は「何度も何度も嫌ってほど繰り返して固まっていた」と言ってもいいでしょう。

心理学への拒否感は”偶然の友人との関係”により(生き証人というか驚くほど二人の人格が”同じ”であることと誕生日が同じという偶然が”蓋然性を誇張した”結果サイドストーリーとして心理学に過剰な劇場性を付加してしまった)、
正直な話「彼のおかげで心理学に取り組むキッカケをもらった」んです。

ですから心理学の本を読んだ瞬間ガタガタと強迫意識が崩壊する音が聞こえたように錯覚するほどの衝撃ありました。
(外堀が埋まっていたので”覚醒”級のショックがあった)
「お前か」のように”理解した”んです。
読むのと自己分析が同時進行するような形ですね。
(それまでの理論武装の方向性も”数撃ちゃ当たるでいい線いってた”のもそれを加速したと言えるかもしれません)

本来自己分析は臨床系含めて「危険なので厳禁」とされているんですが(私は必ずしもそれほど強く危険性を感じませんが危険なのは事実です:繰り返しますが確かに自己分析には危険性あります)、
特に私は「読み違える(強迫意識の方が都合よく自意識共犯的ステレオタイプ武装する事もあります)」余地が無かったので(外堀埋め)、衝撃は衝撃でしたが(新聞記者が”特ダネ”を掴んだ瞬間のような感覚)、それまで意味のわからなかった文学やら哲学やらの意味が「一斉に全部わかった」等、勢い心理学の”重さ”を証明させる背景があった事も大きかったのでしょう。
自我防衛的な『抵抗』が起きる余地も無いほどの”大返し”だったワケです。
(『抵抗』の存在自体葛藤や闘争時に既に体験していたので動き方を知っていたとも言えますが)

(文学に関しては文学部的情緒性への解釈って意味ではありませんよ:作家がどういう心理でそれを書くに至ったのかって心理学特有のネタバレ的なところが理解できたワケです)
その場で勝ちどきを挙げるって事ではなく、強迫意識を破壊する『最終兵器』を手にした確信でしょうか。

そりゃ自意識マターが確立し、強迫心理の介入なり抑圧は相対ほとんど無力化されたにしろ「それなりの長期間強迫意識に拘束されていましたから(12才前後から20歳前後まで)」慣習的に”折り込まれた”ロジックは多数あって、その場で論駁できても身体的反射は一日で消える事はありませんから、会食時にはほんの一口が限界だとか集団に対する恐怖→満員電車への恐怖等々(恐怖というか吐きそうになる)、そうですね〜軽い不快感はその後6年ぐらい続いたでしょうか。
(しかしその辺の不快は全て視野に入って認識していましたから自分としては不快があっても、現象として”走るのが苦手なので息が上がる”のと違いはありませんでした:心因性特有の気まずい感じは若干ありましたが)
 ↑
この辺はリハビリ過程のようなものなので実態として心因性の不快は発生しても心理構造的な問題(希求性というか追い込まれる感じ)は全く無いって事です。
「まいったな〜、まだ満員電車だけはご勘弁だ」程度のレベルです。

注)心因性の不快のかなりの部分は強迫心理特有の「過剰な社会適応意識」が関与するので、結果論として自ら進んで不快な状況に陥るケースも頻繁なので(いわば自爆)、そっちの見当違いはケースとして”動機形成されないので”落っこちますから(馬鹿か自分のように)、実際の不快事例件数も大幅に後退します。
(元々の人格が社会適応的だったりするとここはやっかいなのですが、私の場合は元が単独者系でしたので同様場面の減少幅も大きかったと言えます)

強迫心理との闘争は『最終兵器を手にした実感』で既に終わっているんですよ(実際に戦いがあるように感じるのは”常に自意識が負けるから”抑圧なり負けて自意識共犯となる感覚や経験や追体験が闘争と認識されるだけ:私の場合には視野に入り自意識がアンチ強迫モデルなので闘争になりますが、一般的な強迫意識の場合には”過剰な興奮”となるケースが比較多数でしょう)、

強迫心理は構造論的に自意識に対して『特権的関与』ができるから相対的に強いだけであって、反対に『特権的な力』が相対的に及ばなければ(最終兵器)「何もできない」からです。
(強迫心理形成過程で”権威性”との関連は不可分であるため)

※前段の以降6年残存期間というのはどうにもこうにも超自我領域(社会適応や道徳野やステレオタイプ常識判例)に、当時のロジックが残留しているためで(後は体が”しゃっくり”のような反射で引き起こしてしまう)、
特に意識することなく経験値により消えていきます。
(何があってもその都度自分の強迫的認知を容易に論駁できる:その場では起きてもそこで現象の説明が同時に可能なので尾を引かない:体験としての対消滅みたいなものです)


引用なし

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【8】会食恐怖のこと maccha 2010/03/17 13:04
【9】Re:会食恐怖のこと kagewariこの掲示板の管理人です 2010/03/17 16:57
【10】Re:会食恐怖のこと maccha 2010/03/18 08:11
【11】Re:会食恐怖のこと kagewariこの掲示板の管理人です 2010/03/18 18:17
【12】Re:会食恐怖のこと maccha 2010/03/19 07:49
【13】Re:会食恐怖のこと kagewariこの掲示板の管理人です 2010/03/19 15:46
【42】Re:会食恐怖のこと maccha 2010/10/08 16:16

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