Kagewari 精神分析相談事務所  HP  BLOG  過去ログ  有料メール相談 

「掲示板での相談、閲覧・有料メールカウンセリング」の過程では、自我の防衛反応による混乱(興奮)が現れます。精神分析的アプローチによる「自我構造(こころ)の揺れ」です。その点に同意の上入室してください。



517 はじめまして!ここで相談することじゃないかもですが… はる Mail address 2006/05/25 14:40
私には大好きな人がいて、毎日一緒にとゆうか半同棲してる感じで…
彼の家族とも仲良くさせてもらってますが…彼には私と出会う前に本気で愛してた彼女がいました。
でも、彼が素直じゃないが故に言った一言で彼女は傷つきリスカ【自殺未遂】をし…彼を信じることが出来ないと離れていってしまいました。
彼は、本気で自分を責め、家族も彼が自殺してしまうのではないか?と思えるほどの状態になっていました。
私とはその後、メル友として出会い最初はメールでお互い相談したり、慰めあったりしていました。
その頃の彼は、地元にいるのも嫌で、生きてることも、生きてる意味もわからず単車で一人旅?をしていました。
半年メールや電話だけでしたが、私はだんだん彼を本気で好きになっていました。そして、半年後…彼が急に会いに来てくれて…私は本当に太っていて、誰が見てもデブって言われるほどでしたが、彼はそんなこと気にもせず
普通に接してくれた上に、私に『自分を好きにならなきゃ人から好きにはなってもらえないよ!もっと自信もて!』と言ってくれました。
私は彼につりあうように!自分に自信が持てるように、ダイエットしたりしました。
家庭の事情があり実家を急に出なきゃならなくなった時も私を支えてくれたりして。
今は彼の実家から近いとこですんで毎日あっていますが、長々書いてますが…
実は彼氏ではありません『俺に彼女はいない』『早く本当の彼女みつけなきゃ』ってよく言われます。私が彼を好きなことも彼自身知っていますが…
彼は、本気で愛していた彼女との別れから立ち直れていないと感じがするんです。
彼がわたしを本当はどうおもってるのかわかりません…
でも毎日帰ってくるし『単車にはあいつ以外の女は乗せない』っていてたけど…乗せてもらってるし…彼の妹や両親とも遊んだりしてます。
でも、彼女との別れがあった日が近づいてくると情緒不安定になり『俺は死神だから、相手を不幸にする』とか『死んだらプラマイ0にならないのか』って言い出したりします。
こんなに一緒にいるのに彼の心を傷を私にはどう癒してあげれるのか…
本当に痛々しくて見てられないときもあります。
普段は馬鹿やったりオチャラケてるだけに…
私が何をしようが俺には関係ないともよく言われますが…そんなことを言ってて私を噛みます、。歯型がついて痣になるくらい…消えそうになると慌ててまた噛んできます。
彼にとってどうすることがいいことなのか、正直本気で行き詰ってます。
私は、そばにいたいし、こんなに人を愛したことはないです。
そばにいて私が出来ることってないんでしょうかね?
私は彼にとってどんな位置にいるんでしょう?
周りの人から言わせると『付き合ってる』と思われてます。
でも実際は…彼の心の中がわかりません

長々と簡潔ではない文章で申し訳ありません…
でも、何か今後のヒントが少しでも欲しいと思って…すがる気持ちでレスしました。何かアドバイスあったらお願いいたします。
私の望みは一緒にいたい。そばで一緒に辛いことも楽しいことも共感したい。
彼に必要とされたいんです、。

お願いします
518 何を相談されても全然おっけぇですよ kagewari 2006/05/25 16:52
鍵を握る部分はここでしょう。
> でも、彼が素直じゃないが故に言った一言で

以下が被ってますね

> 実は彼氏ではありません『俺に彼女はいない』『早く本当の彼女みつけなきゃ』ってよく言われます。
> でも毎日帰ってくるし『単車にはあいつ以外の女は乗せない』っていってたけど…乗せてもらってるし

この話に登場する彼の矛盾は
> 彼女との別れがあった日が近づいてくると情緒不安定になり『俺は死神だから、相手を不幸にする』とか『死んだらプラマイ0にならないのか』って言い出したりします。

であるのに、
そもそもこの以前の彼女が自殺未遂する理由
『彼が素直じゃないが故に言った一言』という点が、省みられていないという事でしょう。
実際別れた彼女と「その後どうなの」についてまったくわからないので、謝罪する事が可能なのか「彼を信じることが出来ない」の内容が変化した事を(或いはそれが誤解であれば、それを解消する事)伝える方法があるのか無いのかわからないのですが、本来ならそれを如何に伝えるかに奔走するのが筋でしょう。
それが不可能な何らかの結論があるとするなら、彼女の自殺未遂を発端に単車で一人旅したり、自殺してしまうほどの状態になる事は「その大事な女(ひと)」にとって好ましい事では無いでしょう。
仝躄鬚覆虍狃にそれを伝えないければならない
△匹Δ砲眦舛┐蕕譴覆い覆蕁⊂なくとも誤解を招いた事を省みらないといけない
8躄鬚任鰐気い覆蕁∩把召犬稾気ど分を考えなくてはいけない。

つまり彼のわかりにくさって、前の彼女との関係から現在まで継続しているんであって、『はるさんに対して個別に起きているのではない』と考えるべきじゃないかと思いますよ。

はるさんが何をするべきか迷う前に
「ところで話かわるけど、どうしたいの?」
これを確認するべきじゃないでしょうか。

後、これどうしてもわからない事なんですが妙に気になってですね、
>そんなことを言ってて私を噛みます、
これはどういった行動なのでしょうか?
あの、ここが彼の深層心理を知る上でひょっとするととても大事な事かも知れないので。
521 ありがとうございます。 はる Mail address 2006/05/26 13:36
彼が言った一言は本当に他人からみれば些細な一言だと思われると思います。
誕生日プレゼントに彼女はペアリングを要求したのですが彼は『恥ずかしいからんなもんは無理』と…でも彼はちゃんとペアリングを購入し驚かせようとしていました。ですが彼の性格上素直じゃないのが邪魔をして誕生日までの数日間を彼女に冷たい態度をとってしまっていたんです。
彼女は自分のことはもう好きじゃなくなってしまったんだと勘違いをしてしまい、もともとリスカをやっていたのも災いしてか自殺未遂をしてしまいました。その後彼女は『もう、信じられないし、傷つきたくない』と、昔から彼女に片思いをしていた別の男のところにいってしまいました。
この話は彼の妹から彼に内緒で知らされたことです。
この話にはもう一つ悲しいことがあって…実は彼女は彼の子を妊娠していましたが…自殺未遂の際か(事実はさだかではありませんが…)お腹の子は流産してしまいました。

彼は私にはその彼女は『死んだ』と言っています。実際は生きているし、他の人と結婚したそうです。
彼は自分が傷付けてしまったことからの後悔からか、彼女を追いかけることを怖がり出来なかったんだと思います。きっとまた傷つけてしまうと思って…

だからか、自分は一人になったほうがいいと言いつつも本当は寂しくて堪えられないという気持ちもあって…情緒不安定になる時期があります。

私に対しては『俺の女じゃないから風俗やろうが彼氏作ろうが俺には関係ない』といいつつ少し距離を置いたり、友達と遊びに行ったり、冷たい態度をとると急に甘えてきたり、痕が付くほどに噛んできます。
最近は、痣が消えそうになるとまた痕をつけ、痕が付くと安心したかのように笑顔になります…だから背中やお腹は痣だらけです。
怒って噛むとかではなく、『痕つけたい』とか『噛みたいんだもん』とかで噛んできます。
彼にどうしたいの?と聞いても答えはいつも曖昧です。

『俺はその内お前の前から消えるから』というときもありますが、逆に来年の誕生日はちゃんと祝ってやんよ★とか将来は一緒に店やるべ!とかって言ってきます。
うれしい反面戸惑いもあります。
あと最近多いのは『お前は俺のことすきだもんね?』とか
『俺がいなくなったら泣いちゃうでしょ?』とか類似した質問をしてくることがしばしばあります。
やっぱり寂しいのかな?
少しでも私という存在を必要として少しは好きでいてくれてるのかな?
自分が必要とされてることを確認したいだけなのかな?
と色々思ってしまいます。
なんか私自身身内のこととかで最近色々あって、考えさせられることも多く…それでもやっぱり彼のことが一番大切で、と頭の中がごちゃごちゃで、意味わからない感じになってしまっていてすみません。
523 話のデティールを単純化してみましょう kagewari 2006/05/27 13:34
つまり主人公を彼に設定するので、つい全体像を見落としてしまうのです。「第一部の主人公は紛れも無く前の彼女です」
そいうった視点で見てみればわかります。

元々リスカなどをしている内向性ナルチシズム型の思考を持つ彼女が、「はっきりしない傾向をもつ男」と付き合いだした。彼女は内向的なタイプなので(=他者への認知能力が劣る)事実関係を掌握する力は弱く(自分の事を考えている時間が長いからです)、どちらかと言えば自分本位で他者への配慮等する余裕を欠く傾向があります。
そんなときに「はっきりしない男が曖昧な態度を取った」、
その曖昧さの理由は以下
プライドが高く「俺がおまえの事が好きだとか簡単に言うワケがないだろ」的なノリを、何かカッコいい事だと勘違いしているらしく(これは多聞にナルチシズム型の自己陶酔が原因です)、『ペアリング事件』としてこれを又やってしまいます。
ここで彼女は「ペアリング等が欲しいのではありません」。
ここが一番重要なのです、
彼女は「ペアリングが欲しかったのではありません」
ナルチシズム型の内向傾向があるんですから(事実認知能力が弱いので)、『誕生日のプレゼントという事象においてわかりやすい対応を期待した』と考えるべきでしょう。
彼女が「私、誕生日プレゼントに囲碁セットが欲しいの」と言うのと「私、誕生日プレゼントにペアリングが欲しいの」と言うのと比較して考えてもらえればわかります。

彼女がその記号で伝えたかったのは「はっきりして欲しいの」です。
囲碁セットなら物欲ですから、彼がそれを購入していることを「サープラーイズ的に隠す」事はアリですアリ、
そのサープラーイズを誤解して彼女が怒ったとしても、その誤解は簡単に解決しますし「囲碁セットが原因でバイクで一人旅」なんて話にはならないでしょう。
ですが、彼女が求めたのは「ペアリング」です。これの意味は物欲ではないので、そんな状況で(こういった場合むしろ「○日に二人で見に行こうよ!」が正解ですよね)「サープラーイズ」をしでかしたのは、彼が「サープラーイズの文化を使って何かを誤魔化した」と見るべきです。
答えは簡単です、

「私、はっきりしてほしいの」「それはどうかな俺は謎の男さ」
内向性ナルチシズム型の彼女なら、この男を二度と信用しないでしょう。
流産の可能性もありますが、堕胎の可能性もあります。
その後彼女は、彼女を片思いしてした別の男(片思いですからはっきりしていますよね)と付き合う事にし同じ人物かわかりませんが結婚して暮らしている。
「俺は謎の男さ」は、その彼女を『死んだ』と言っていて、自殺をほのめかしたりバイクで傷心旅行に出かけたりしている。

ここから第二部(主人公は彼)の謎の男のバイク・ロードムービーとなるのですが、、

彼は、前述の彼女の物語の中では「何か勘違いしていた男の典型」として登場し、最後まで勘違いですよね?
彼女の結婚(実際幸せなのかどうかはさておき)についてですが、
「俺は死神だから、相手を不幸にする」のだとしたら。
「彼女?俺と別れたので今は幸せに結婚しているよ」じゃなきゃ辻褄が合いません。
つまり彼の「俺は死神だから、相手を不幸にする」ってコピーは、文字のとおりの意味ではなくて「それはどうかな俺は謎の男さ」の延長上にあるのであって、

「なにもかわらないわね、あなた」

って事なのです。

■噛む話で確証得ましたよ。
>『痕つけたい』とか『噛みたいんだもん』とかで噛んできます。

「お母さんに(無意識)痕つけたい、だってお母さんの○○○○噛みたいんだもん」「お母さん(無意識)僕がいなくなったら泣いちゃうでしょ?」「お母さんは(無意識)僕のことすきだもんね?」「バイクにはお母さん(無意識)以外乗せないよ」

「え?彼女」(無意識)「あの女は死んだ」
「今の女?」(無意識)「あれは風俗やろうが彼氏作ろうが俺には関係ないよ」

(これらは無意識で、彼自身の本意ではないですよ。現在の彼の人格構造から推定できる彼の無意識的な脅迫を含めた自我の置かれた立場であって、果たして彼自身そういった傾向を「はっきりしない」という傾向を持つことで自分自身もそこから逃れている筈です。)

この言葉も別の意味に解釈できます。
「自分を好きにならなきゃ人から好きにはなってもらえないよ!もっと自信もて!」
「ナルチシズムが無きゃ恋愛なんかできないよ、自分の事が好きかどうかってのを試すのが楽しいんじゃないか。もっと自信を持って!自分なんかいいいんだよ変えなくてもナルチシスト(無意識)なんだから、その自分を愛してくれるかってとこが気持ちいいんだもの」

バイクを乗り回しワイルドアットハートな外装は、そんな感情を誤魔化すための装飾で「お母さん(無意識)僕ってカッコいい」的なものじゃないのでしょうか。
なので、失礼があったら申し訳無いのですが
>私は本当に太っていて・・・、彼はそんなこと気にもせず

相手が誰でどのような人物でも「気にしない」のです。
正確に言えば「関係ない」からでしょう。
大事なことは「僕のことを気にかけてくれているか」なので、

最初の彼女の判断は正しくて、彼は恋愛という人間関係の当事者責任としては「信用できない男」なのだと思います。
しかし、自殺をほのめかす等彼の人格には唯ならぬ問題があることは事実です。これをどうにかしたいと関係をもつ事は意味を持つかもしれませんが、これは第三者の立場でないと非常に難航します(依存関係の当事者になってしまうからです)。

■こう考えてみて下さい。

今考えるべきことは、慎重さです。
彼の妹さんや家族とも交流があるとの事ですから、象徴的に解釈されることの無い「一点スキも無い自然さ」で動かなければなりません。
何が言いたいのかといいますと、
はるさんが妙なことを軽率に言ってしまうと、彼の無意識は待ってましたとばかりに「俺って人を不幸にする死神さ」の音楽が大音量で再生してしまいます(これドラマの効果音だと思ってください)、
それはヤバイですよ、

ヒントですが、今結婚して暮らしている前の彼女に会って話を聞いてみる、なんて事を考えてみるのもいいのじゃないかと思います。
※実際にそうするのがいいって意味ではなく、自分の頭を整理するためにそんな事を考えてみるのもいいのじゃないかって意味です。

彼はあなたに依存している。それは間違いないでしょう、
最初の出逢いに繋がる「メールのやりとり」の中に彼の無意識が動く動機があったのではないでしょうか。
530 ありがとうございます はる Mail address 2006/05/29 09:40
なんとなくは…と言うか自分でもそうじゃないか!と思っていた言葉が確信になった感じです。

彼女と会って話したいとは思っていましたが…それは多分無理でしょう…
まず私は彼女のことをしりません…
彼も連絡は取っていないとは思います。確信はありません…何故なら小耳にさんだのですが…彼女は他の人と結婚したけど…彼のことを忘れられず一時連絡をとっていたと聞いたことがあります。それ自体も本当かどうか定かではありませんが…
実際、彼はモテます。彼を追いかけてる別の女がいることも知っています。
それでも、私に暴言を吐きつつも私のとこに毎日帰ってきてくれるので、
多少…期待してる自分もいます。
彼が私に依存しているなら、また私も彼に依存しているのかもしれません…
それでも好きで好きで…自分が何をしていてもこんなに大切に思える人はいません…
メールでのやり取りのときに何かあったとするのなら彼が旅をしているときに『俺とメールしてても俺は一人になりたいから連絡とれなくなるよ』って言われたときに『本当は一人になりたくないから、メル友さがして…私にメルしたんでしょ?本当は一人じゃ辛くて寂しいんでしょ』って話があってから彼の対応が変わってきたように思います。

彼は誰よりも臆病で、威嚇した態度をとることで、自分にバリアをはり自分を見せることに恐怖心を抱き…人を試すことで安心したり、自分の思ったとおりな返しがなかったときはそれ以上傷つくのを恐れその時点で断ち切ろうとしてるんじゃないかな?
と思います。
今のままでは、私が彼にちゃんと向かい合ってもらえることは難しいのかもしれませんね…
それでも彼を求めてしまう自分がいるんです…
彼の妹は彼とちゃんと付き合って結婚してくれたらいいのに!私が来て彼は少し変わってきたよ!といってくれますが…
私には、ココからどうステップアップすればよいのか…
彼女にあって話を聞けたら何かつかめる物があると思うんですが…
不可能に近いし…

思い出したのですが…少し変化はあった気がします。
彼は私と一緒に車を購入したのですが…その車は彼女と関わりのあった車でした!でも『未練たらしいよな、この車に乗るのお前は嫌じゃないん?』ってでも私は見たときに個人的に気に入った車でもあるし…その話を聞いても全然乗ることに関しても車自体も嫌じゃないんです。むしろ今までなんか無機質だった彼が人間的に思えて嬉しかったんですよね!!!
私自身どうしようもないやつだなってちょっと思います(^^;)
532 困っているのは本人ですからね kagewari 2006/05/29 22:11
「自分のそういうところ」に、

ここが難しいんですよ。
本人はそれを辞めたくても、武器が無きゃ無意識からの脅迫(強迫)には勝てません。
周辺が、それに安易に同情したりましてや話に簡単に同意してしまうと(本人が困っているというのに)無意識へ葛藤を抑圧している方便(理由)を外から肯定しているのも同じなので、かえって「そういうところ」は助長してしまいます。

『素』の時はあるんですよ、
不安感の無い対象者には、時折『素』を見せる事もあるでしょう
しかし、この『素』の状態はとても刹那で、トータルで無意識の脅迫(強迫)に屈服しているのですから、ひとたび不安の連想が起きると人が違ったように『素』の部分は後ろへ隠れてしまいます。

この『素』は、本人(簡単な表現すると本当の自分)ではありません。この場合には『素(もと)』の方の『素(そ)』でしかないからです。無意識と自意識の関係って、鏡のそれと同じで、解体しない無意識の葛藤は「反動」を対価に自意識に取り込まれるのですが、葛藤そのものが解体すると、これを解体するロジックが自意識そのものをその後理論武装します。
ですから、悩んでしまう構造を解決した果ての人格は、今時折見せる『素(す)』とはやっぱり違うんですよね。

なので、正確には近親者がその人物を好意的に見るため『素』を本当の自分と思ってしまい、「あの人にもいいところがある」なんて時々言いますが、これは本当は正確ではないのです。
何故って、無意識の強迫下の自意識の『素』は、常に無意識にリードされてしまう(この部分には本人にも実感があります)事を前提に「弱い自分」として実存してしまうからなんです。
だから、それは気弱である事も多いでしょうし、遠慮がちである事も多いです。なので、こういった場合の「あの人にもいいところがある」の事例のほとんどが「本当は優しい(弱い)人だ」となるのです。

彼本人の立場からすると、その当てにならない『素』をとてもじゃないが信用できない状態にありますから、それを外部から信用する事は有効なんだと思うんです。
つまり、「この人は本当はいい人だ」等の余計な話をくっつけちゃうと、これまた「弱い自分に哀れみを」みたいな話にもなっちゃうんですよ。

だから、アドヴァイスするとするなら
『素』の時に彼が言った事をよく覚えておく事です。
「あなたはあの時こう言った、私はあの言葉を信じる」と、
それに彼がそむく時には、『素』の彼の代理に怒るんです。「本当は強いあなた(自意識)が、何やっているんだ(調子に乗って弱気になったフリをしてるんだ)」と、
彼が「最初はこの素(もと)から始めるしかないのか」と観念するまでね、わかりやすく言うと「彼の嫌なとこに彼の本質的なパフォーマンスがある」んです。「本当の彼はやさしいの」って言葉は反対なんですよ、

「いいえ、この人は強い人です」

実は心理学テキストの『恋愛論』前々から書こうと思ってはいるんですが、まだなんですよね〜、スイマセン。
> それでも好きで好きで…自分が何をしていてもこんなに大切に思える人はいません…

恋愛の始まりは全て投影(=勘違いって意味です)です、
それがわかっていたので、近代以前は「若い者が勝手に恋だの何だの」ってのはご法度で、その証明にロミオとジュリエットじゃないですが、恋愛劇は観て楽しむもので、本人は「初恋(片思い)」だけにしておきなさいって時代が長かった(ある意味人類の歴史の大半がそうでしょう)。あまりに原始的な時代になると今度は恋愛当事者としての個の独立が自我にあるのかって言うとこれも怪しい。
実はですね、政略結婚とか親の決めた縁談って「悪い話じゃなかった」んですよ。
これがフランス発じゃないけれども、宗教改革に始まるデモクラシーまでの過程で個人の権利:人権として自由化されるんですが、現実はどうなのかというと、「私にはこの人しか考えられないの、きっと運命の人なんだわ!」と思う割には「同世代で、同じ会社の同じ課にいたり」「事もあろうか同級生だったりする」、、
そんな確立があったら数学はピタゴラスからやり直しです(笑
昔の人なら、「そうよっぽど昔のお見合いの方が選択肢は広かった、現代社会ってのはSF作家が予言したとおり人権無視の世の中に、、」っと涙するでしょう。

これも発想の逆転で、「自立的なお見合いをしているの」それは昔より不自由な事かも知れないけれども、少なくとも私はそれを自分で選んでいるって考えればいいのです。

「選んでいる」のと、
「そうなっちゃう」とはちょっと違う(笑
つまりこんな事なんです。
「妙な投影がきっかけで恋愛等に巻き込まれた、これも何かの『縁』だから、この人物の事を真剣に考えてみるか」
つまり恋愛とは「きっかけの事」なんですよ。
全てのケースが破綻するのでは無いけれども、少なくても一定の破綻が無いと、自分の中の性対象の象徴を投影している関係から(なので『その人』しか見えないんです、その人は目の前の人ではありません)、先に進まないんです。「この人どんな人なんだろう」ってとこです。

モテる人って何故いるんだろうって、それは「よく映る人」の事なんですよ。そりゃ誰しも自分の無意識の中にある象徴化された異性のイメージが、反動の対価を払って自意識に認知される時には必ず誇張されているんですからね(笑
「私の運命の人は、ひょっとするとカッコいい人に違いない」とか「僕の運命の人はスタイルのいいとても綺麗な女(ひと)なんじゃないか」な〜んて思っているんですよ、だから「よく映る人」がいるんです、やっぱりね。
この意味わかりますか?「アイドルの孤独」
本人「違うって、あれは舞台の上の話だから」でも大衆はそんな本音を聞きたいのじゃありません。
つまり「よく映る」って部分で評価されているってのは、それとは違う本人を否定されているのと同じ意味なんですよ。
美人の人が怒る台詞の典型があるじゃないですか「どうせ私の顔が好きなだけなんでしょ」

そもそも、まだよく知らない人に「この人だ」って思ってしまうんですから、その人を知れば知るほど「この人だ」が具体的に否定されていくんですよね、これが恋愛の倦怠期って奴の正体です。
しかし、人のコミュニケーションが快であるのは事実ですよね、ですから本質的に恋愛性の破綻は関係の破綻を意味しません、むしろ関係が深まった証明になるんですよ。
しかしあれっスよ、「恋愛感情は無くなったが人間的に尊敬している」ってのは嘘ですよっ、これって恋愛型の投影は難しくなってきているけれども、自分の依存関係の宿主として失いたくない時の方便ですから。

破綻後も良好に続く男女の関係をうまく表す言葉は今のところ日本語には無いようで、私にもこれを何と表現すればいいのかちょっとまだわからないんですが(難解な造語にしてしまうのは面白く無いんで)、とにかく“それ”は、恋愛性のような軽いものでは無いのだと思います。

ともかく、今後どうするのかって部分はあなたの自己決定です。
この世にいいも悪いも無いのですから、それで大失敗したところで命まで取られるって事はありません。
> 私には、ココからどうステップアップすればよいのか…
ステップアップする必要は無いんじゃないでしょうか?
これちょっと厳しい意見だけれども、その男がそんな男だと知って続けている関係なら、彼が行方知れずになっていない事はあなたにとってそれ以上の無い結果なのじゃないですか?
どう転んでも、この関係が証明しているのは、あなたが彼に何か働きかけたいと、自分を動かしたその報いとは、彼の『彼自身の覚醒(開放)』になるでしょ、それは必ずしも結婚では無いかも知れないし、結果として彼がいなくなる事なのかも知れない。
「その男がそんな男だと」って話って、そういう意味だからです。

だからこそ、そこいら辺は彼がどうこうじゃなくて、あなた自身の問題として自己責任で選んでいかなくちゃいけない事です。

「ところで話かわるけど、どうしたいの?」

です。