Kagewari 精神分析相談事務所  HP  BLOG  過去ログ  有料メール相談 

「掲示板での相談、閲覧・有料メールカウンセリング」の過程では、自我の防衛反応による混乱(興奮)が現れます。精神分析的アプローチによる「自我構造(こころ)の揺れ」です。その点に同意の上入室してください。



253 はじめまして。 ナノ 2003/12/24 18:20
偶然、こちらのサイトに辿り着きまして、投稿させて頂きます。
沢山の人が悩みを持って、誰もがなんとかしたい葛藤があると
解りました。

私は他人が信用できないというか、壁みたいなものが強く、
人を極度に避けてしまう傾向があります。
酷い場合は映画や小説の登場人物を知人の誰かに当てはめて
「きっとこの人はこういう人なんだろう」と決め付けて、
それで更に自分から人を遠ざけてしまいます。
周囲の友人(私にとっては最近ではそう思えませんが…)に
「頑張れ」や「大丈夫」と言われることすら重荷に感たり、
どんどん『友人』ではなくなっていくように感じます。
会社での機械的な作業はなんとかやってきていますが、家族も
『他人』のような感覚に既になっています。
25歳にまもなくなろうというのに、気持ちの中の潔癖症と
言えば良いのか、何もかも人(特に男性)に対しての拒絶感は
酷くなる一方な気がします。
信頼感より安心感が欲しい。それがどうすれば良いのかで足踏み
しているのです。
突然、自分のことばかりの一方的な内容を打ち残してすみません。
レスは頂ければ有難いです。
今の状況を変えれるようにキッカケが欲しいです。。
255 ザクッと見方を変えてみましょう kage 2003/12/25 21:42
 まず個人対個人の関係を意識できる人物(殊更自分の個を感じる人)にとって
「友達」の概念は一般に通用してるイメージでは適合しません。
 なぜならば、集団になる事がいつも容易な一般的友達関係はむしろ友好関係で
あって同盟ではないのです。
 これには「集団に自分は帰属してるんだ」という獏とした安心感をもっている
人の合理的な行動(多数の友好関係は容易で自分の利益になります)ですが、
自分を「自分」として持っている人には「元々無理のある行動」です。

 彼らの外交辞令はそんな「友好主義」であって、「同盟関係」でないと安心で
きない環境のある人物の事は「想定外で想像もつかない」のです。彼らが不注意
や礼節を欠いているのではないのです。「誤解」がギャップになっています。
 その両者の感覚を共有できるのは、彼らではなくむしろナノさんなのです。

 何故でしょう?

 人間は産まれたときから単独行動で生き延びる力を持ちませんから、貴女にも
そういう幼児期があり「一定の範囲で集団に属した経験者」だからです。
 その両者の雰囲気を実感した体験者ですから、一歩譲って「そういう誤解」
(つい無責任に「頑張れ」や「大丈夫」と言う事)があるんだ、と納得してひと
まずこの問題には決着をつけましょう。

 わかりやすく言えば、親友と呼ばれる概念に近い(正確には同じじゃないです)
ものが貴女にとっての「マジな友人」であって、その範囲外は唯の知り合いです。
 今から関係を再構築する事も可能でしょうけれど、彼らは貴女を一度「みんな
と同じだ」と認定してしまっていますから、その誤解を解く行動は並大抵の事で
はないでしょうし、あまりお勧め出来ません。
 失敗は失敗なのです。
 「最初から友人では無かったし、無意識に自分はそれを知っていた。」
 と結論付ける方が自然でしょう。

 さて、家族についてですが、家族の呼び名には流動性があって曖昧です。
 ある人物は「子供→お兄さん→○夫→○さん→あなた→お父さん→お爺さん」
という風に役名が変わります、むしろ実態は「いろんな役をする俳優」で、本籍
は「何々家プロダクションに所属した俳優」と呼ぶのが正確でしょう。
 俳優仲間に違いはありませんが、家族は他人の集合体である事に違いはありま
せん。その特別な関係をより良く説明する言葉は「血縁」でしょうが、養子や嫁
入り関係は「縁組」であって「血縁」でもありません。
 「何々家プロダクション所属」という愛社精神こそ「家族という特殊な意識の
実態」なのではないでしょうか。

 そうなんです、冷静に考えたら「まったくの赤の他人」です。
 「家族も『他人』のような感覚に既になっています。」
 これを違和感に感じる事は変なんです。
 家族にもプライヴァシーはありますし、それは尊重されるべきでしょう。つま
り家族である以前に個人として見るのが自然な感覚でしょう。
 つまり「家族以上に家族意識に燃えている」のはナノさんだ、という事になっ
てしまっています。
 「信頼感(個人の信頼関係)より安心感(集団への帰属)が欲しい」
 これを整理してみましょう。
 先ほどの友人関係も上記家族についても、自身でお気付きの様に「自分から人
を遠ざけてしまいます」が正解なのです。

  その遠ざける理由が。
 「人(特に男性)に対しての拒絶感」となります。

 ザクッと見方を変えてみましょう
 安心感を集団で築くタイプではありませんから、むしろ求めるべきは信頼感で
あり、信頼感を築く事を拒む理由は「男性に対しての拒絶感」が例示しています。
 おそらく「自分自身に対する蔑視」です。
 現象としてはそれは「自分の性への嫌悪感」として強く感じられているでしょ
う。

 連想して考えて見てください。
 集団に所属したい(勘違いして)と思っている人物が、その集団に近づかずに
孤立する理由は「所属するに足る基準を私は満たしているか?」です。この不安
があると、どんな形で所属しても漠とした不安は消えません。
 当然『性』は「魅力」として個人評価の独壇場ですから、それが極端に表面化
する事は言うもでもありません。

 全く根拠が無いのに私には「自分に自信が無い」と考えてみて下さい。

 その認識を裏付ける「根拠となる不当な評価や未認定」が過去の記憶にあるの
だ、と思って間違いないでしょう。
256 ご回答ありがとうございます。 ナノ 2003/12/26 05:51
早速のご回答に感謝します。
あまりに一方的な内容で恥ずかしい限りですが、参考になりました。
自分の評価は他者がきめていくものと考えています。
また、多角的に物事を考える事も心掛けているつもりではあります。
でも、集団に依存しなければ、社会からはぐれていく感覚も強く、
孤立している自分に恐怖感まであるのです。
あえて友人と思う人からも「何を考えているか分からない」などと
言われるとその不安感は厳しく感じます。
頼らなければ一人でいられない情けない自分、強くありたいのに、
なれない自分があって、その中に大切な存在として切り離せない
家族や友人として接する人達に応えたい自分があります。
実際には小さな窓のある部屋から外の景色を眺めて声もかけず、
ただ眺めているだけの自分があって、分裂している感じがあります。
自分自身の事が他人であれば良いのに…というような逃避したい
感覚は誰にでも何かのきっかけで一時期にあるとは思いますが、
私はもう、会社での自分、家での自分、一人の自分…というように、
役を演じているようで自分が嫌になります。
まるで愚痴みたいですが、他や自分から切り離したい自分と
他の人と切り離さなければ(割り切らなければ)いけないと思いつつ、
不安や切り離して考えられない依存もあるのです。
こんな話で申し訳ありません。。
259 (ちょっと編集しました)整理してみましょう kage 2003/12/27 12:26
 他者が見つめる印象こそ、ナノさん本人です。(そう簡単に自分自身で本人を
捕捉する事は難しいです。よく言うじゃないですか「自分の事は自分が一番わか
らない」と、、)
 それでいんですよ、その通りなんです。
 「頑張れ」という他者には、頑張りたがっている本人(或いは問題が解決した
時には容易に可能である事が)が見えています。
 その認識を貴女は正確に捉えられないのです(葛藤による混乱で)。
 極端に言えば、彼等の評価を一度デフォルメして「あーに決まっている」と、
ダメを押しているのは「自分自身」であることを認識してください。
 その原型が『過去の印象的な見当違いの評価』になります。連想としては、又
同じ事が起きた「あーに決まっている」という流れです。
>「何を考えているか分からない」
 この表現の意味は「私には貴女が自然な時に考える事がある程度わかっている
が、今の貴女は何か違う。本人を裏切ってまでいったい何を企んでいるの?」で
あり、事情のわからない人の素直な感情は「そんなに情熱を傾けて、悲観するの
は何故?何か理由があるのでしょう?それは秘密なの?(落ち込む現象が、無意
識の脅迫で、自立的では無い、という事情がわからないためです。しかし周辺他
者には、たとえ無意識の振る舞いでも、本人自信がそうしているようにしか見え
ませんから)」悪気は無いのに、彼等の言葉が違う意味を持ってしまうんです。
 
 現実の生活でナノさんを不当に評価している人物は無く、概ね好意的に見てい
る。というのが本当のところでしょう。
 なぜその概ね好意的な言葉に緊張し、自分は「孤立している」と思ってしまう
のでしょう?

 そうさせない(抜け出せない)矛盾がナノさん文章の中に表現されています。
>家族や友人として接する人達に応えたい自分があります。
>強くありたいのに、なれない自分があって
>ただ眺めているだけの自分

>家族や友人として接する人達に応えたい自分があります。
 おそらく彼らはそして大きな「答えるに足る要求」を持っていません。
 きっと「元気に笑えてもらえたら幸せ」以上の感情を持っていないと思います。

>強くありたいのに、なれない自分があって
 この言葉にかかっているのは「頼らなければ一人でいられない情けない自分」
ですが「強くある自分」は自分自身の特徴であって、彼らによほど耐えがたい迷
惑をかけていない限り、彼らには強い関心は無い筈なんです。
 きっとね「君こそ仲間の一員」という「強さ」と無意識に勘違いしていると、
思います。これは辛い事です、基準が曖昧すぎて「どうしたらいいのか」って事
を見つける事が難しいですから。

>ただ眺めているだけの自分
 これは正直そんな辛い毎日が続く事への厭世感でしょう。でもどうですか?見
方を変えると、無理のある考えについ囚われている事を「自分でも薄っすらと、
感じている」から、とも言えるんです。だとすると現実を直視した冷静な自分で
もある筈ですが、この眺めている自分の印象はどちらかと言えば「ネガティブ」
です。

 そして大事な事になりますが、
>というような逃避したい感覚は誰にでも何かのきっかけで、一時期にあるとは思
>いますが、、、
 というような感覚、
 つまり上記の言葉をそのまま解釈すると、私のような感情は「誰でも持つもの
で、本来誰でも乗り越えている筈だ」となるでしょう。
 これは違います。
 過去に「特に家族間の不当な評価(おそらく理由は家族を離れて、各個人がそ
の日に面白くない事があり、恥かしいのであえて隠し、その鬱憤込みで無責任な
発言を投げかけたため、等です)」やそれに類する印象的な記憶が無い限り、過去
の連想(同じ不快感が連続する事が、脳内でその雛型になる単一の記憶がある証明
になりますから)から『というような感覚』を感じる事はありません。
 葛藤を抱える人物にのみ起こりうる悩みなのです。
(補足になりますが、テキストにあるように、現代社会では概ね同様の葛藤が一般
化しているともいえますが「それはまだ広く薄く」と見るのが妥当でしょう)

 葛藤とは誤解の連続ですから、そのズレが「あれ?何か変かも」っと自分自身で
一歩立ち止まる時間を持てたら、停止するものなんです。(確かにこれは簡単な事
じゃないし、第三者が「こうかも」と冷静に見ていく事を必要とするでしょう。
カウンセラーとは、「思いつかない本人の思い」の代弁者なのです。)
 それが止まらないって事はないですよ、何故なら周りの人が見たナノさんの印象
は間違いでは無いからです。ナノさんはそのままでもいいんです「強くある」必要
はないんです。今のままでいいんです、ありのままで。
 その時きっと彼らは再び友人となり、自分を強くなったと感じられるでしょう。
262 自己啓発をしようと思いますが。。 ナノ 2003/12/29 01:24
いつも丁寧な回答をありがとうございます。
少しですが、前進している感じがあります。
ありがとうごじます。
4っの窓のヒトツですね。
他者が見る自分、それがも自分ですよね。
心理学的より哲学的な要素になっているのかも知れませんが、
自分を当てはめていくと該当している自分が複数あり、
その中のどれが本当(日常)の自分なのか?そこで考察が
結論に辿り着けない状態です。
自己の認識ににはライプニッツ等、哲学者の考察をいくつか
参考に読みましたが、精神論に偏り、魂のあり方などで曖昧に
答えのない答えを著書としているようで納得に至らないのです。
なにぶん古い方々、例え近代と言え当時の考え方(世相)が
主軸なせいもあるのでしょうが…
現代の精神論や精神学の権威者の著書に従うなら、
私はDID かなにかでSSRIでも処方して頂いて医薬治療を
受診すべきかとも悩みます。
kagewariさんは知識も豊富な方と思います。
だからこそ、お伺いをいましばらくでも続けて頂きたく思います。
哲学にはしらず、心理として分析して頂けるならばこそです。
こんな一方的な私の態度にご立腹されても仕方ありませんが、
宜しくお願いします。
ちなみ『他者への壁』意識は女性より男性に強いです。
どちらかと言えば近い世代ほど。
ある程度、年齢が離れた男性には安心感を抱きます。
なんだか変な言い方かも知れませんが。
でも、父に対しての感情は『家族』である事が先にあるので、
『壁』を感じてしまいますが…
できれば、更なる回答をお願い申し上げます。

また、他の皆様は私のこの状態をどのように思われているかも
感心があります。
もし、よろしければご意見など、お聞かせ下されば幸いです。
263 哲学は、嫌いじゃないんですよ実は kage 2003/12/29 12:36
と言っても俺は弁証法も怪しいぐらいなのに、HPのテキストに実存主義と精神分析
の関係を書こうと思ってる無茶な奴なんですが、、それはそれとして、、

 日常論というのは、経済学的に見るなら生産です、非日常は消費になります。
 これの示唆してる事は「再生産」が日常であり、非日常は「新規需要」である事
です。つまり「繰り返し安定的」である事と、そのストレス発散の「サプライズ」
の関係で、この両者が補完関係にある事が最も大事です。
 言い換えるなら「繰り返し安定しなくても、それがストレスでない場合非日常は
存在しなくても良い」とも言えます。

 なんとなく感じませんか?
 「役に立ち生産的である事が、消費を必要とする」
 デフォルメします
 「ご立派な生産は、浪費を必要とする」
 日常性とは「役に立つ」とか「生産的である」とか「安定的」とかのイメージが
ありますが、背景は「消費やほとんど浪費」なのです。
 ところが「野生の日常には非日常などありません」。
 こりゃいったい何でしょうか?
 普通の世界を形作る「日常」は、個人のためではなく社会を基準とします。です
から、それは「本当の自分」ではありません。社会認知されたキャラクターであり
記号です。
 普通の世界的には「本当の自分」は「そのバランスを取る方便」の事でしょう。
 しかし、これは人間性の一つのパターンに過ぎません。皮肉な事に精神的に悩ん
だ経験があったり、悩む傾向にある人は早熟の傾向があり、社会性よりもその存立
は個人である事が多いんです。
 あまり日常を過大評価してはいけません、むしろ「自分であることの普遍性」を
日常と考えて下さい。
 ここで悩んではいけません、どうでんぐり返ししてもナノさんはナノさんです。
「このナノさんはナノさんでは無く違うナノさんだ」という事はありません。自我
の「統一感の無さ感」って言うのを決定付けているのは「自意識」であり「本人」
ではありません。「自分を見つけ損なっている」と考えてみてください。

 既に自分は完成しているのだが、自我が足を引っ張っている、という感じに。

 本当の自分という表現に「(日常)」という言葉が選択されたのは、社会的な
不安の表れであり、この不安を感じているのは「自我だけで、ナノさんではありま
せん」。 
 自我の役割は情報収集、シュミレーション、欲望化、行動選択等ですが、事実関
係ではなく「ここが苦手だ」という緊張感が「ある状況とその連想」にかかってい
ると集中力の大半をそこで使い切ります、ですからそれ以外の自我活動は、かなり
ルーズなものになるんです。
 これが、
> その中のどれが本当(日常)の自分なのか?
 という感覚になるのです。

 そこで話は『他者への壁』へ移ります、こいつが解決すると上記問題は、時間の
経過とともに解決すると考えてもいいでしょう。
> でも、父に対しての感情は『家族』である事が先にあるので、
 ここがポイントでしょう
 「『家族』である事が先にあるので」という表現の意図です(もし違和感があったら次の返信で訂正して下さい、情報量が少ないので、一部推測になります)。
 思春期における第二次反抗期というのは、両親が個人として(男と女)再登場す
る事によって起きます、仮想権威の失墜です。その根拠は自分の性の肯定なのです
クラスメート等の異性に関心を持ち「家族テンションが相対的に下がる結果、あれ?
誰この人」と両親の個人の部分が台頭し、それが「裏切り」に見えるため、反抗に
繋がるわけです。
 「『家族』である事が先でなくる」って事と「自分の性の肯定」はパラレルな関
係なんです。(両親の目の前でマスターベーションできる人はめったにいません)

 つまり、未だ残る「強い家族の権威性」が「厳しい評価に備える緊張感」を生み
家族の連想である社会においてもその「緊張感が脅迫となる」という流れです。
 仮想権威の失墜が起きないのは、推測ですが「不当な評価や言動を超法規的に
肯定したため、見直すキッカケを失ったため」と考えるのが妥当です。
 この超法規的措置が自己嫌悪だと考えて下さい。
 「自分が悪いかも」と思うことは「自分を肯定するのが仕事」の自我にとって、
その生存意義を危うくしてしまうのです。自我はやる気を失い自暴自棄になります。
「もういいや何を言っても同じだ」「あーに決まってる」に近い感じです。
 いつもその自分の評価(シュミレーションは「そう言われる」)に緊張してしま
います、自由になる事ができません。

 そして「思春期における命としての個の発見」は「性」をキッカケとします。
 もうおわかりですね「性の嫌悪」が(シュミレーションは「嫌われる」)男性関
係の『他者への高い壁』となっているのです。これを肯定したら「家族の権威性が
失墜してしまうから」です。
 この反動が「嫌悪のための無理な性行動」となる事もあり、逆に極端な多数の異
性関係に繋がる事もあるのです。(ケースバイケースで多数の基準はありません、
あくまでも関係の内容で判断されます。この行動の狙いは「不安なぐらいなら、嫌
っている自分をそのまま実現していまえ」です。)

 心療内科などでの薬の処方は、対処療法として有効です(考える時間稼ぎだと、
思って下さい)。薬には副作用があり、習慣性もあります、体質は人それぞれです
が「整骨院の鍼」や「整体マッサージ」が同じ効果を持つことがありますから、一
度試してみる価値はあるでしょう。薬より効果があった、という実例もあります。
264 残念な事ですが ナノ 2003/12/31 02:31
これからの文章で気分を害されないように、
始めにお詫びを兼ねてご理解いただきたく思います。
あなた様がkagewariをHNに使われ、今後この方面で活躍されるか
生計を立てていかれるならば名が現すとおりであるべきです。
影(陰)は人の心を示し、割るのは読み取る事を示すものです。
蝶からの由来ならばかまいませんが、精神分析を名乗る以上、
あなた様を頼る人々は確実に存在する筈です。
しかしながら、あなた様は持論をお持ちになっていません。
どこかの著名な人物の論文等の引用から知識を見せているに
すぎません。自己陶酔の素材または他人の精神の中を快楽の素材に
しているにすぎません。
予想の範疇ですが、相談者に性的行為を促す欲求をお持ちでは
ありませんか?
大変失礼な文章かと思いますが、精神的に苦しむ人々に自分の
読み知った知識を説くだけでは治療も相談も不可能です。
これは相談でもなく歓談の域でしかありません。
心理学や精神科医等を学ぶ者や実際に治療に関わる私達はの結論です。
現在、そういった精神的に悩む方に安心感をあたえつつも性的関係に
結びつけたり、既存の著書だけの知識で運営しているサイトは確かに
あなた様だけではありません。
確率でときたま私達はここに辿り着き、実態を知ろうとしました。
とても残念な事です。

kagewari様、あなたは独学のみで精神分析・相談を行っていませんか?
専門の学習を習得されていますか?
あなたを頼る相談者に性的行為を促したりはしていませんか?

身分を明かさず、このような返答は申し訳なく思いますが、
前回のあなた様の回答で既に手詰まりではないかと考察します。
どうか既述の不安要素が現実でない事を私達は信じるしかないですが。

他の相談者の方々にも不安を与え、今後のあなた様のサイト運営に
良くない影響を与える内容になるかもしれませんので、ナノという
架空人物の既述を削除して頂いて結構です。
数々の無礼をお詫びします。
             某医大・精神神経科&脳神経科 有志一同



268 (編集しました)あまり気にしないで下さいナノさん。 kage 2003/12/31 04:47
実は現在HPのリニューアル中であり、今度はプロフィールを載せるつもりです。
 アンダーグラウンドな人間としてプロフィールはどうかと思い、載せていなか
ったのですが、各方面からからの意見を聞いて今度は載せます。

 あの失礼ですが、俺のHPを見ていないのでしょうか?
 俺は独学である事を明言していますし、論理の中心は和光大学の岸田教授の説
『唯幻論』です。何か意味ありげに話しているつもりは全くありませんし、ヨー
ロッパにおいてのフロイド批判が「幼児の性欲説」である事は言うまでもありま
せん。(リビドーの話を抜いたら精神分析にならないですよ、それを性的に行為
を促していると受け取る、、というのはかなり大きな幅の誤解だと思いますが)
 自己嫌悪の原動力は『道徳』です。当然批判は道徳的見地から行われます。
 ナノさんの(こう呼んでいいのかな)批判も同じ論調でしょうから、気持ちは
非常に良くわかります。
 論理的な事の類似点があるのは、自明です。だって気が付いてる点は皆同じで
あり、それぞれがもっている自我の背景が違うため使われる単語が違うだけで、
概ね言わんとしていることは違いません、というか違っていたら大変です。自我
を取り扱うのです、対象は同じじゃないですか。
 なので、俺の話に批判をされるなら、心理学テキストの論旨に論理的な批判を
してもらいたいと思います。ナノさんの批判のもう一つの論点は「経験的」な見
地でしょう。(「治療も相談も不可能です」)
 しかしここに大きな誤解があります。
 私は個人的な関係を含めて、心理学を考え続けて18年になります。そして某サ
イト以来相談にのっている方複数いらっしゃいますが(私は治療という概念を持
ちませんから何が何なんですが、、)症状が緩和されてる方がいるのは事実です。
 最初の被験者は俺自身です、俺は中学生の頃から不安神経症の傾向をもち始め、
大学在学中は会食恐怖で学食で飯が食えたのは4年で2回ほどでした、当時俺は哲
学やハードボイルドの探偵小説から何かを、、て、悪戦苦闘していました。   
 精神分析の本はバイトで知りあった親友「阿久津」から教わりました。
(彼は酒乱で飲むといつも暴力騒ぎを起こしてしまうと自称する男でしたが妙に
気が合いました)「俺はこれで楽になったよ」と紹介してくれた本が「ものぐさ
精神分析」だったのです。
 「家族関係が不可避である」という俺の認識も経験的なのものです。俺の姉は
高校時代から突然様子が変わり、ひとりで東京に出てすぐに新興宗教(カルト)
に入信し、当時高校生の俺は修学旅行で東京三軒茶屋の支部で先生とかいう人物
と論戦したり、、なんて事もありました。(「悪魔」と呼ばれました)その後俺
は精神分析を学び、いつか彼女に話そうと思っていましたが、残念なことに彼女
は自殺同然の交通事故で死にました、俺は話すキッカケを失って以来14年も面識
が無く、脳死状態でICUの人工呼吸器に繋がれる彼女を見た時にも顔を思い出せ
ないほどでした。俺と姉は妙に気が合う関係で、その気持ちも良くわかっていた
つもりでしたが、高校の頃はまさか、、と思いました。精神的に悩んでいるのは
自分ひとりで、当時は「普通にならなきゃ」とさえ思っていたからです。

 彼女の死に際して俺には何の疑問もありませんでした(「様子はどう?」と珍
しく彼女が田舎に帰った話を聞くたびに確認していたぐらいです。)彼女に話す
機会を失った俺の役目は、俺以外の遺族(俺の家族です)の話を聞きこころの整
理に勤める事でした、そう精神分析で、です。
 嫌な予感がしていたのに、俺は無力でした、それも家族であるが故の話しにく
さだったのかも知れません。俺が悩むって事は同じ家族関係で暮らした兄弟にも
何らかの影響がある、、ごく当たり前の事なのですが、今でこそ論理的に彼女が
思った事を詳細に感じる事ができます。
 
 そして相談される方の大半は心療内科・精神科に平行して通院されており、俺
はそれをを止めた事はありません。(通院を促している例もあります)
 なので批判の大体のところには根拠が無く、ナノさんの思い過ごしですから、
安心して下さい。病院の先生やカウンセラーさんの言う話がわかりやすくなった
という声もあります。
 
 それから前回の回答で手詰まり、という意味がわかりません?
 これはどういう根拠なのでしょうか?
 俺は相談している方とのメールのやりとりが一年以上続いている事は珍しく無く
正直情報不足で掲示板上の俺の話は表面的なものになる事は不可避で、その点から
批判されても、、なんとも言えないですね(なので心理学テキストの論旨に反論を
お願いできないでしょうか?)。
 俺の考えの底が浅いのか、それはそっち側なのか?ディベートしてこそはっきり
するでしょう。これはお願いです、是非お願いします。
 これは俺自身あまり言いたくないのですが、俺の有料メール相談サイドの分析レ
ポートを相談者の方が、慈恵医大の精神化の医師に見せています、彼は何らそれを
「危険である」あるいは「誤っている」と言っていません。俺は権威的な話が嫌い
なので、こういった話をするのは嫌なんですけど、ナノさんの書き込みで俺の話の
危険性を感じる方がいるとちょっと問題なので、あえて話しておきます。

 それから陰割というのは、俺の隠れ本名です。これプロフに載せますが、俺の父
親は私生児で、それを祖母から知らされたのは成人してから後でした、実際の経緯
は(オヤジは役人でしたから)調査したのですが、役所関係の資料からはわかりま
せんでした。祖母が「お前は陰割の子だよ」という一言以外何もわかりません。
 実名は岩原といいますが、そんな経緯がわかるかも知れないと思い、何か公に俺
が行動を始める時にはその名を名乗ろうと決めていたのです。
 陰割が人の心を読む仕事をする人物を意味する、というのは風の便りで聞き知っ
ています。
 あの蝶は「大陰割り揚羽蝶」といい、kagewariを検索した時に唯一ヒットした
JPEGで、家紋です。上記経緯を話したところその家紋ワールドの田中さんが、どう
ぞご自由に、とお返事を頂き使わせてもらっているものです。蝶には蝶道というも
のがあり、それは森の中でも日が指す(陰の割れた)ところで休むルートだそうで
す、これも因果と思い、自分のサイトのシンボルとして使っています。

 さて性行為について、一言付け加えておきます。人間が性行為を行う事を、何か
誤った行為や罪だと考えていませんか?日本全国の夫婦が、そして恋人達が、ある
いは俺の言う所の「ダメ人間達」がSEXをしています。これは医学的にいけない事
なのですか?
 あえて言いますが、葛藤で悩む人の性意識には問題が見受けられる事が多いです。
「性依存」「性的虐待の後遺症」「極端な禁欲」、、俺はそこに顕著に表れやすい
と言っているのであって、欲望になる前の無意識のカオスの中で、それが性欲であ
るかどうかの区別が無い状態を、その能動性から。性のエネルギー=リビドーとし
て考え、性に関わらず、人間のモチベーションの原点であり(種族保存は、疑いも
なく動物の宿命です)何かそれが嫌悪感を伴うものだと考えませんし、それを直接
性行為にしか結び付けられないような浅い考えを持っていないからです。
 性に関わる話をする事が、一般的な批判を受けやすいという事は承知しています
が、分析についてどんなに自分自身のリスクになってもそこから逃げるつもりはあ
りません。

 又基本的にこの掲示板の管理人である俺の方針は「削除しない」です。 
269 あ、そうそうそれからですね kage Mail address 2003/12/31 05:07
掲示板に書くのが何が何なら、直接メール下さい、関東圏なら俺はなんとか時間
作って馳せ参じますので、何が何なら直接会って話しましょう。
 医療関係者の方と話すのは、こちらも勉強になるでしょうから、この掲示板上
でディベートする事に何か不都合があるなら、遠慮なくメールしてください。

kagewari独り
271 Re:残念な事ですが 【ナノ様】 匿名にて 2004/01/05 19:11
最初に聞きたいんですけど
あなたは相談者しにきたのではないのですか?

私は医大・精神神経科&脳神経科、等を
渡り歩きましたが、薬を出されるだけで
症状は全然、治りませんでしたよ

メンタル系の症状は
一概に専門的な知識を持っている医師達が
治せるものでは無いんですよ

チャットをしたり、このような掲示板で
同じような経験談を読んだりして治る人もいますし
人それぞれです

ナノ様
某医大・精神神経科&脳神経科 有志一同
と書いておられるぐらいですから
それなりの知識と経験をお持ちの方々なのでしょう
相談があるなら、このHPを批判する前に
そちらの有志一同さん達に相談して解決したらいかがですか

270 「ナノ」様へ マドマド 2004/01/04 07:48
投稿を読みました。
おっしゃる主旨はまだ理解できる部分もありますが、
なんとも後味が悪くて。
最初は「相談者」を装い、相手の返答を待って切り込んで行く。
最後は、個人に対して「某医大・精神神経科&脳神経科 有志一同」と複数で結ぶ。
それがどこまで信憑性があるのかはわかりませんが、なんか権威をふりかざす感じで
どこか不快です。
確かに知識は多少ある方々(?)という片鱗は見えますが、「出る杭は打ちたい」と
いう意識のほうがもっと見えています。
もっと正当な手段で気持ちよく、論破するなり、批判するなりしてください。

272 Re:残念なことですが 【ナノ様】(二重登録すみません) 匿名にて 2004/01/05 19:14
最初に聞きたいんですけど
あなたは相談者しにきたのではないのですか?

私は医大・精神神経科&脳神経科、等を
渡り歩きましたが、薬を出されるだけで
症状は全然、治りませんでしたよ

メンタル系の症状は
一概に専門的な知識を持っている医師達が
治せるものでは無いんですよ

チャットをしたり、このような掲示板で
同じような経験談を読んだりして治る人もいますし
人それぞれです

ナノ様
某医大・精神神経科&脳神経科 有志一同
と書いておられるぐらいですから
それなりの知識と経験をお持ちの方々なのでしょう
相談があるなら、このHPを批判する前に
そちらの有志一同さん達に相談して解決したらいかがですか