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(2010/08/14)

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安全を考える(3)

”低層マンションやアパートの場合”です。
オートロックと違い、ざっくばらんに言えば「実被害の大きさって意味のリスクは少ない傾向にある」のですが、心理的な不安であるとかプライバシーの保全などの点に弱点があります。
改めて一階論を考えてみれば、
何もなくても、窓の外すぐを人が歩いているとそれはオートロック・マンションにおける非開放廊下やエントランスからの動線の長さなどで確保される雰囲気とは大きな開きがあります。この心理的な側面は相性問題であって、
簡単な表現を選ぶと開けっぴろげと言うか、そもそも風通し含めて『開放系』を好む人に適正があるのが”低層マンションやアパート”となりますから、心理的な部分を構造物特有のリスクにように考えてしまうのは勘違いでしょう。

たとえて言うなら旅行する時に「旅館もいいねな人」と、旅行とうより「そもそも高級ホテルの雰囲気が好き」のようにそれは各個人でタイプがあるのであって、賃貸物件にはそういうキャラクター分け(個性)がありますから、そこを普遍的な性能評価でくくってしまうのは無理があるって話です。
見方を変えれば、一定規模以上のマンションは共有部分の内容も居住性能として応分に賃料に関わる事になるので、居室の広さや内容の割高感があっても「選択肢として織り込み済み」と考えるのが筋論になりますから→同じ賃料であれば木造アパート等の方が内容が上となるのも事実です。
※補足すると非開放プライバシー重視の人の場合、特別オートロックは無くても一定規模以上のマンションをマストの条件にすれば(そもそもオートロックの性能には様々な限界もあるので)キャラクターにマッチすることになります→むしろ管理人さんがいる事の方が実利的には重要。

話を”低層マンションやアパートの場合”の安全保障に戻しましょう、
どうしても多くなってしまうのは、鍵を開けてしまうテクニックのあるようなプロフェッショナルな確信犯の犯罪事例はリスク的に低くても軽微な犯罪に属するトラブルは(動機が軽微だけにオートロックだけでも十分に面倒な障壁となる)、タイプとしてオートロックに比べて多くなると考えるべきで、
安全確保の対策もそっち方面の被害予測からの逆算となります。
簡単に言えば「玄関先等に置かれているものの盗難や破損」「一階に関しては空き巣におけるガラス割り」「空き缶等のゴミが住居近くに放置される」、最近は随分少なくなりましたが「なんだかよくわからない勧誘やセールスがくる」。
家主さんがエントランス周りの柵であるとかセンサーライトなど積極的であれば随分違うのですが(動機が軽微なので少しでも面倒くさいとか何かやっかいな障壁があれば抑止効果がある)、具体的に何から手を付けていけば案外はっきりしていないのも確かな上、賃貸契約の基本は専有部分の対策となりますからここに絞っていきましょう。


窓関連の防犯グッズはどれでも効果あるでしょう(何かやっかいな障壁があれば抑止効果がある→ワリと簡単な防犯グッズでも効果が期待できる)、
■それから重要なのは少々面倒でも「連休でしばらく部屋を空ける」って時には雨戸でしょう(オートロック事例と違って鍵開けより窓破りの方が多いので効果的)。
細かいことですが、共有部分の照明が切れているのを発見したら早めに管理会社に連絡したいところです。
後やっぱり根本は『相性』ですね、
低層マンションやアパートのキャラクターは開放系なので、奥まった居室間を求めると違ってきますからね(両方満たすのであれば犯罪発生率が低い都心の区を選ぶなど都市計画的要素を組み込む方が吉)。


※身体に危険が及ような犯罪関係は住居単体では抑止できませんから(自宅近隣以前の段階から狙われるなど)、帰り道から生活習慣(時間)など普段の防犯意識によって安全確保していきたいところです。ストーカーまがいなどの疑いがある時には住居関係なく個人を特定して狙われていることになりますから費用がかかったとしても『即座に引越し』すべきでしょう。
確かに管理会社によっては防犯の対応も期待できますが、前段の説明と正反対に「動機が軽微ではない場合」極端にいえばどんな鍵にしても完全に抑止する事はできません。
この場合住居性能で担保できる範囲には限界があるためです(そっちのジャンルになると欧米的な意味での護身用の云々なり身辺警護って話になりますから)。
 ↓
街選び的な方向性はあります。
風評だけで人気の街は選ばない方が無難でしょうね、
(東京でありながらローカル色が強いというか、長期契約更新タイプの住民が多いというか、暮らす人に賃貸であっても地元意識が定着している街を選ぶ方がリスク低減になります)


次回は番外編的にDIY的アイデアを考えてみます


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