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「清洲寮アパート」と「建築としての橋」(1)

お待たせしました。お馴染み流浪の建築巡り”Teorema”ですが、今回は清澄白河から大変な建築を紹介します。これまでも様々な名棟や分譲住宅等を紹介してまりましたが、今回は賃貸住居です。あの凄惨を極めた東京大空襲を乗り越えた『築昭和8年清洲寮アパート』を紹介します。

いきなりですが、なんせ大江戸線清澄白河駅近なんですね(笑
地域的にはここは江東区白河となるんですが、真向かいにはインタナショナルスクール等もあって

両国駅も近いという事もあって、最近ニュースネタにもなっている相撲部屋もあるんですがちょっと東京西側には見かけない雰囲気があるんです。
早速清洲寮に向かいましょう、

外観からもとてもがっちりしていて、最新の建築工法がどうこう以前に”素材感から違う”ものを感じます。


エントランス床のタイル細工も昨今の建築には見られない(職人さん的仕事)もので味があります。構造は右ウイングと左ウイングの対象形で入り口は4箇所あります、
プライバシーに配慮して共有部分のみ一部画像も撮ってきました。

踊り場も絵になりますね〜
そして、

これは凄い、凄すぎます。
リフォームされたお部屋は玄関部分もドアの玄関に改装され、普通に綺麗な玄関となっているんですが、マンションにしてこの”引き戸”これは文化財クラスであることは言うまでも無いですし、まさにこの年代にRC建築(大林組RC4階建て)が存在する事も東京ならではと言えるでしょう。


この階段部分の造り、これは”Teorema”第一回の『瀧山町ビルヂング』を思わせる雰囲気ですよね。そうです、あの「石造りの階段的雰囲気」です。これは歴史あってのものであって、刻まれる時間無しには得る事のできない雰囲気なのです。


実際このマンションは賃貸マンションですが、国土交通省レインズ調べてみましたが(業者しか閲覧できないDATAベースです)現在空室はありませんよ〜

とても印象に残る建築で、こういった地域に長く馴染んだ建築は地域文化の延長にあるものですから、近隣を散歩してみます。

確かに近隣も情緒豊かな雰囲気で、

ここは東京ですから神社仏閣があります。


公園もあって、ここには清澄公園と清澄庭園が並んでいるのですが、ここにはこれも”Teorema”と言える長屋式商店街の建築があります。


味があります。なるほどこの世界の中の清洲寮アパートなんですよね、
ご存知のとおり文化的にはここは運河と橋の街でもあります。ちょっと橋までいってみようと足を進めます。
と、その商店街建築の先に

おーっ、何だこれは。。

そして

「そんなに奥さん変えたいと思う人がいるのか(笑」と、思いつつ橋へ向かうのでした。

<つづく>

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