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セントラルコーポラスから四谷コーポラスへ(1)

今回の流浪の建築巡り”Teorema”ですが、ちょっと見方を変えて『元祖分譲マンション』な世界から耐用年数を巡る勘違いまで触れるみたいな話でレポートしていきたいと思います。場所は神楽坂を中心に飯田橋から市ヶ谷・四谷方面となります。日本の元祖分譲と言えば開発そのものはやはり文化住宅に始まる公団からとなっていて、民間による分譲はその後を追うように始まります。
日本最古の民間分譲マンション開発業者は日本開発(日本信販の不動産部)で、この辺の話はこちらの記事に詳しく記載があります。

http://sumai.nikkei.co.jp/mansion/kanri/serial_20040405p4000p4.html
そんなコーポラスシリーズから今回は飯田橋・四谷と訪ねてみます。
飯田橋と言えばほとんど=『神楽坂』となりますが、ここの界隈も町目によって随分と雰囲気の違うところがあるんですよね。実際神楽坂から東西線の神楽坂駅→早稲田までいくと庶民的なアパートも多く味のある街なのですが、セントラルコーポラスのある駅近くの東側というと春日や後楽園を思わせる雰囲気の街並みです。


都心部の所謂「静かでいいところ」の典型ですね。
現実飯田橋駅近隣は不動産の相場も随分高くなりますから、「いいとこ」には違い有りません。
そんな飯田橋に築昭和36年10月の、このマンションがあります。

こちらがセントラルコーポラス、
築年数を感じさせないというかむしろ「その築年数が魅力として存在感を増している」と言えます。

このエントランスの広々としたデザインは最近作のカチカチというかキチキチの分譲マンションとはコンセプトそのものが違います。

非木造住宅の耐用年数は固定資産税制上の年限から47年と思われがちですが、業界的見方や借地法では60年で、実際欧米では100年ってものでも取引されますから建築時の投入コスト(最近作の方が”コストギリギリ”)と、なんと言っても管理内容によって違ってくるんですが60年〜100年といったところで、よく問題になる耐震性も一部の風評による部分がほとんどで(RCの力作建築の場合大規模地震のDATA上でも新築と大きな差は無い。差が目立ってくるのは非木造でも”鉄骨造”)、元祖分譲を訪ねて「築30年ぐらいだと古いとは言えない」な世界を見てこようと、ここが今回の企画になります。

ゆとり感もあって、とてもいいですね。いかにも”しっかりした”な印象が外観パット見るだけでも違います。

そしてここ近隣は聖将乃木将軍ゆかりの軍医石黒男爵邸のあったところです。
そんな意味でも”分譲”という意味が鮮明だった時代の内容を感じます。
ここから神楽坂に向かうのですが、この地域が又歴史ある馴染みのいい街で、

ちょうど取材の日はお祭りがありました。

商店街の瀬戸物屋さんにもいかにも神楽坂な味があります。
「これは売り物ですか?」なディスプレイの他に

本気で売っている品物が。
え〜っホントって感じですが(笑

こういった絵が東京ならではですね。
そうですよね〜


「全然珍しくないよ、普通でしょ」


と、ここから四谷方面の市ヶ谷まで歩きます。
はいこちらが東京日仏学院
「神楽坂はフランス系」なーんて言われますが、こちらがあってのフランス系なんですね。この街が新宿文化圏から微妙に独立しているのはこんなワケがあるんです。

この建築自体が魅力的です、

と、外堀り通を市ヶ谷方面へ
ちょっとした事業ビルの看板にも味があります。

飯田橋から市ヶ谷と言えば、1キロちょっとなのでものの10分ちょい、位置関係的には市ヶ谷〜四谷は10分もないかなってところなので目的地の四谷コーポラスまで後僅か、

<つづく>

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